最後まであがいてみようひとつずつ

2009年05月27日

拝啓 丸山定夫様


5/25、無事幕を降ろす事が出来ました。

SuperActorsTeam快賊船 cinema live vol.27
『RRRAWW-らららわんだふるわあるど』終演


今回はワタクシがやらせて頂いた役は、
ガンちゃんという呼び名でしか呼ばれませんでしたが、
本名は丸山定夫

大正~昭和時代に役者として活動していた方で、新劇の団十郎だとか、天才俳優だとか言われてた人のようで・・・そんなお方を演じさせて頂いたとです。

俺とは程遠かっ!!!!!


舞台は関東大震災後に復興の為に設立され、
最終的には大空襲で無くなった築地小劇場。

そして解散・消滅後に移動演劇隊・櫻隊として日本各地を巡演中に広島の原爆にて命を落とすまで。を根本に、軍人側の話を織り交ぜた反戦劇でございました。

要所要所に実話として残されてるエピソードを入れたり、

架空の人物をうまく使って話を進めたりと、

2時間30分と長丁場ながら、
それでもうちの脚本家はよくまとめたなぁ~なんて思いながらやってました。

個人的にも資料を読んだりと色々調べたんですが、
こん時の話は正直難しい・・・。

左翼的だとか、プロレタリアだとか、共産主義だとか、今では考えられない時代背景が演劇界に影響しておったようで。まさにちんぷんかんぷん。

そんな中、「RRRAWW」に登場するガンちゃんは政治だとか、戦争だとか、何だとか、一切関係なし、役者だけを真っ当しようとした人でございました。頭が下がります。

本を読んでも確かに生涯役者でいたかった人なのかな?と。

色々勉強になったかなぁ~。

めちゃくちゃ難しかったけど・・・。

あ、
丁度公演した築地本願寺から3分程度のとこに築地小劇場跡地があって碑があるんですよ。

今回は毎日小屋入り前に寄って少しボーっとしてました。
いや、ボーっとじゃなく、
ここに丸山さん居たのか~とか、八田先生土方先生や、おウメさんやおちか、通称父さんの薄田研二が居たり、高山象三も来たことあんのかなぁ~と。
また、特高が来たり、園井さん仲さんも築地小劇場の出ではないが来た事はあるんだろうか?
な~んて思ったり。


見てない人は何の事かわからんね。すんません。


今は路面は当然アスファルト、建物はビルが立ち並び、当時がどんな情景だったのかなんてのを写真で見た情景に変え、想像しました。

力とする為想像、そして妄想フルパワーですよ。

不思議とね、絶対ここをガンちゃんは笑って歩いたり、泣いて走ったり、コケたりしたんだろうなぁ~なんて思って自己満足しておったとです。

そんなニヤついた俺を見た人は、こいつ気持ち悪っ!!って思ったでしょうね。

まぁ~通行人に気持ち悪がられようが何と思われようが、

とりあえず、

何でもいいから丸山定夫に、ガンちゃんに少しでも近づきたかったとです。


結構年配の方とかだと、知ってる人も多いようで、
知ってる人が見てたら「そんなの違うよ!」とツッコまれないか?とか

「そんな感じの人じゃなかったよ!」と言われないか?とか、

まぁうちの本なんで、どういう役作りしようが、

んなもん関係あるかぁーい!!とは思いはしても、

じゃっかんはね、やっぱね、内心はビクビクしてたりもあったわけですよ。

ほら俺、可憐な乙女と同じくらい繊細でナイーヴで傷付きやすい、

かわいいハートを持ってるから♪


ところがどっこい、終わってみれば何のその。

とりあえずツッコまれるのは免れました。
(まぁ~ツッコまれなかっただけかもしれませんが。この可能性大)

まったく、
築地小劇場や丸山とかの名は出さなくともわかる人にはわかった上でかなり楽しんで頂けたようですし、
全く知らない方(こっちがほとんど)も問題なく楽しんで頂けたようで!!



さて、そんな築地繋がりの今回のお話も快賊船は

結局何がテーマかというといつもと変わらず「愛」なんですね。

そしてプラスして「戦争反対」というメッセージ。


まぁ少なからず批判的な事を言われたり書かれたりもありますがね。

そりゃどんな人気がある映画だって批判する人がいるので当然ですが、

まぁそれはそれで受け止め今後に活かすしかございません。

力足らずは認め今後の糧に!!

ただ批判だけしたいの?とか、何を言ってんの?と話がわからん意見は論外ですが。

愛があるものはこの体で受け止めます。

しかし、
今回の話は批判的なお声はいつもより少なかったかな・・・?

評判的にはかなり上々でした!!

特に年配の方には受けが良かったなぁ。

素直に感激頂いて、お声を掛けて頂けると本当やって良かったなぁ~と。


え~

ちょっとというか、かな~り前置きが長くなってしまいましたが、


観劇頂いた皆様、応援くれた皆様、共演者、スタッフ、

そしてそこのアナタ、ありがとうございました。

そしてそして丸山定夫様、ありがとうございました。

あなたの人生を少しだけでも辿らせて頂けた経験は宝物でございます。


敬具

at 23:59│Comments(2) 芝居 

この記事へのコメント

1. Posted by ユキナ   2009年05月28日 22:19
生きているガンちゃんに会わせてくれてありがとうございました。
生きている皆さんに会えて
生きる力が沸きました。
(*^∀^)b☆+。 わんだふるわあるどなのです
2. Posted by 河津   2009年06月01日 23:20
ユキナさん>
コメントありがとうございます。
わんだふるわあるど!!
ユキナさんのお気持ちで
こちらこそ更にらららわんだふるわあるどです{キラキラ}
ありがとうございます!!!!!

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