2007年01月27日
虎馬の話その一 着信音
ちょいと昔の事でも書いてみようかと思う、
昨日のでトラウマと書いたんでその流れで。
どうもこんばんは、激動の10代から20代への移り変わりの時のお話、河津です。
ワタクシ約１９歳～２０歳の時の一年間、某大物の付き人ばしとりました。
大物というのは超有名人とかではなく、
身長2ｍととにかくでかい！！だけん大物。
ガンガンＴＶや映画に出てたってわけではないけん、
そんなに知名度はなく、知る人ぞ知るって人でした。
どういう経緯であったにせよ一度師事し付いたことは事実、
お世話になったのも事実。
なのでこの件については今までブログに書いたりとかは
伏せてきたとですが、もういいかな～？と。
時効だろう！？と。（なんのかはわからんが）
もう言っちゃいます、
とんでもない人の付き人になったもんだと。
正直に言っちゃいますが、感謝の気持ちは5パーセント未満ぐらい。
本題ですが、まず付き人って何をすればいいんだ？
と、
最初やってった俺ですら思うわけとですが、簡単に言うと雑用係ですよな。
雑用とはいえ、付き人。
ずっと大物に付いてあーだこーだと雑用ばするんで、
色々な現場にも行けました。
映画・ＴＶの撮影現場に、某有名人のお宅や飲み会、
必然的にかなり貴重な経験はたくさんできました。
ただ、その反面･････すげ～大変。まじ大変。
毎日が不定期。『いや』とは言えない奴隷。
深夜2時3時に連絡あり、６時に迎えに来いなんて当たり前。
おいおい、もう寝れねぇじゃねーかよ！？ってこともザラ。
まぁ、まだ仕事でなら全然いいとです。
たまに奥さんの買い物の付き添いとかもあります。
車の運転や荷物持ちや子供の世話係ですな。
最初はね、こういうのも仕方がないと思ってはいました、付き人だけんね。
ただ、
ワタクシにも生活があります。バイトもあります。
いきなり呼ばれるたびにバイトを休ませてもらったり変更したり･･･
当時のバイト先は洋食屋だったとですが、
理解あるとこで、
付き人とかやってるんでと随分と融通ばきかせてもらってはいましたが、
申し訳ないし、こんなんじゃ全然稼げねぇ･･･。
なぜならば大物から小遣いなんて貰った覚えがありません。
バイトの時間を削り、雑用。金はもらえない。
少しならまだしもこれが続くと地獄です。
最初はいずれ「ホラ！！」ってくれるかな？
とか思いよったとですが、甘い考えでした。
金の切れ目が縁の切れ目とは良く言ったもので、
様々なことが積もり積もってではあるとですが、
離れたのはやっぱりそこがでかい。
せめてそこはしっかりしててくれれば、１年なんて短い期間ではなかったと思う。
私用でもなんでも、奥さんの我儘でも、子供の我儘でも、
もう少しは続けてたと思う。
大物の金で飯を食わせてもらったのも一回しか覚えがない････。
ってか俺が自腹きったりの方が全然多い･･･。
コレ読むとなんでそんなことになっと？って思うでしょうが･････
うん、俺も思います。
でも大物に「なぁ？」って言われたら「はい」しかいえない。
「後で渡すから、金あるなら払っといてくれ！」
と言われたら「はい」しか言えない。
「あの～お金･･･」なんてこっちからはなかなか言えない。
恐いんだもの････。空気的に無理な空気なんだもの。
もう俺にとっちゃヤクザですよ。絶対逆らえなかったとです。
軽くマインドコントロールされてたのかもですな。
役者をやりたかったんで、『現場を見れるとかで我慢我慢』
と、
どっかで希望を持たないとやっていけなかった。
いつかきっと････と。
が、
プライベートでの付き人としての比重が多くなったりすると、
当然沸き起こる疑問。たまりにたまるストレス。
ぶつけられないストレス。
当時、
170cm弱・60kg弱、19歳小僧に対し、
推定200cm・130kg、33歳大男
逆らえるハズがございません・・・。
そんな付き人生活は精神的に当然滅茶苦茶参ってました。
一番まいってた時期は
毎日携帯が鳴るのが嫌で嫌でしょうがなかった･････。
今日は何を言われるのか？呼び出しか？明日は何時だ？
ちゃんと仕事なんだろうな？
とにかく携帯が鳴るたびに頭をよぎってました。
何度携帯を壊してしまおうかと思ったことか･･･。
結果として呼び出しがなかった日とかは、
何もないから付き人は休み！ってこととですが、
日々、
連絡があるかないかでハラハラしてたんで、
本当に安らぎって感じれる時間がなかった。
そんなことば経験したせいなのか、
極たま～にではあるばってん、いまだに携帯鳴るとドキってする時がある。
いかん、だいぶ俺やられてんなぁ～、もうだいぶ経ってんのに･･･。
なんか、思い出してきたら他の事も書きたくなったなぁー。
結構端折って書いたんで少し細かくも書くかな。
よし、
トラウマの話、つづく～！！
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│雑記
