2008年08月

2008年08月28日

世界でいちばん熱い夏 その四

その一はコチラ 作・天野拓海

その二はコチラ 作・石田滋

その三はコチラ 作・河津浩滉





~最終話~ 作・天野拓海


やるからには勝つ!

あの時河田はそう言ったそうだ。


「俺達を元気づけるために冗談で言ったんだと思ってたけど、自分から喧嘩しにいくなんてな」

墓前で石松がぼやいた。


あれから河田は奴らと毎日喧嘩をした。
当然完膚なきまで負けた。

暴力は何も生まないが、
それは彼が自身を律する気持ちから生まれた下手な行動だった。

そしてある日、ちょっとした行き過ぎで河田は死んだ。


「俺達はただ平和に楽しくずっと仲良く夏休みみたいに過ごせるのが夢みたいなもんだったのにな」


本当はあんな日々は青春なんて言えなかったが、

三人の青春時代と言うとあの時しかなかったんだ。




あれから石松は世界から暴力をなくす事を訴えられる人間になる為、

自ら力の中に身を置くボクサーになり、明日世界戦に挑む。




【やるからには勝つ!】

天沢はこの横断幕を掲げ明日も応援に行く。





「走ろう」


天沢は石松にそう促し、


墓前に向日葵を手向けて二人はあの日の様に走り出した。


三人の描いた明日に向かって。



~完~


『世界でいちばん熱い夏』




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2008年08月24日

感動妄想激走



本当は代表としてお声掛かってましたが辞退してました。

何がって?

どうもこんばんは、オリンピックですよ。河津です。

いやね~さすが俺ともなると引っ張りだこだったとですよ、



全種目から。



俺が出てたらボルトはあんなに調子乗れてないね、

間違いなくワタクシ9秒5は出してるもん。


水泳で8冠なんかにゃ負けないね、

500冠とってったはずだもん。

500種目あるかどうか知らんけど(間違いなくそんな無いけど)


野球4位で終わってないね、ソフトに負けず

全試合完封しちゃってるもん。

なんだったら全打席ホームランしちゃうもん。


柔道だって全試合巴投げで一本勝ちだもん。

なんでかわかんないけど、巴投げにこだわちゃってるはずだもん。


卓球だって愛ちゃんに頼らず済んだもん、

だって「サー」じゃなくて「ダー!!」って言うもん。

123、「ダー」って。

ポイントとるたんびに「ダー!」

相手だってうざがるハズさ。

なんだったら「ソイヤ!」って少し時代を昔に戻しちゃうもん。

「ソイヤ ソイヤ ソイヤ ソイヤ!」って少し時間を頂いちゃうもん。


体操だってすごいことやっちゃうから。

鉄棒なのに鉄棒使わず回っちゃうからね、1時間位。

どうやってって?

それは勝手に想像して。

とりあえずまわっちゃうから、2時間位(増えた)

あん馬なんて本当の馬かと思わせるように扱うよ、

パッカパッカと走っちゃうから。

そのまま乗って帰宅しちゃうから。


シンクロだって頑張っちゃうから、まず鼻栓で鼻が1Mくらい高くなっちゃうから。

水中から飛び出すたんびに服変えちゃうから。

水中で着替えちゃうから。

最後は私服でフィニッシュだから。

そのまま帰れるようにさ。

あぁ鼻は最後はもっと伸びて2Mにはなってるかな。

やっぱずっと鼻栓してたら伸びると思うからね。


男子サッカーだってなでしこに持ってかれてないから。

翼くん呼んじゃうからね。

きっとバルサにいるはずだから呼んじゃう。

岬くんだって呼んじゃうよ。

もうこの2人いれば間違いなく負けないから。

ただフィールドが限りなく広くなるけどね。

地平線が見えるようになるぐらいだからね。


マラソンは金銀銅すべて日本で独占させちゃうよ。

日本選手全員おぶって走っちゃうからね。

それで1時間ぐらいで完走しちゃうからね。

漫画みたいに、足グルグルーってなって走っちゃうよ。



いや~他にも、

どれもこれも出場してたら全てが俺の大会になってったハズだったんだけどね~。


いや~残念だな~

俺オリンピック辞退しちゃった・・・バイトがあったから。





ちょっとだけ触りとして書くだけが長くなっちったな・・・。


とにかく何が言いたいかというと、

ソフトの上野はすごい、と。格好いい、と。


俺抱かれてもいいかも!?って思っちったもん。

そう思わせたのは、Mr女子プロレスの神取忍以来だぜぃ。






さてさて、そんなバイトがあったからと言いつつも合間を見つけては、

自然と戯れて来ました。

あはは、あははって。



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こりゃ先日行った源氏山で大将頼朝とのバトル


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ちょいと疲れた






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富士方面行ってきた

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世界は俺のもんだな






at 09:30|PermalinkComments(4)雑記 

2008年08月17日

世界でいちばん熱い夏 その三



その一はコチラ

その二はコチラ




~第三話~ 作・河津浩滉


蝉は煽るように鳴く。

三人は潮風を微かに感じ走った。


石松の背を追い、振り返ると涙は乾いたが今度は汗だくの河田がだいぶ小さくなっている。


「石松、河田がもう限界だ!」

天沢の声に振り返った石松は一呼吸置くと真面目な顔して突然大声で言った。


「な~、俺ら親友だよな?」

照れ臭かったのか天沢は笑うしかなかったが、


河田は肩で大きく息をしながら何かを叫んだんだ。





陽炎の中、




天沢は蝉の鳴き声が邪魔をして聞き取れなかったが、

石松は頷くように笑い、

そして泣き崩れるようにその場にしゃがみ込んだ。








『何て言ったのかな~あの時...』

夕立の中、墓前で天沢は呟いた。







あの後、


しゃがみ込んだ石松に近付いた瞬間一目散にまた俺は走りだしたんだ。

仲がいい分弱点を知っている。
親友ってのはやっかいなもんさ。

蝉の死骸を手に石松は俺を追いかけてきた。

アスファルトから土へ、土から砂浜へ、砂浜から海へ。







『青春してたよなぁ~俺ら...』

もう雨は上がっていた。








at 01:21|PermalinkComments(0)リレー小説 

2008年08月15日

現金な男



俺ってやつは・・・つくづく漢(おとこ)だなと。

どうもこんばんは、今日は最高に夏って天気じゃなかったでっか?河津です。

まったくもうこんな日にバイトなんて本当ヤになるぜぃ!


本日バイト帰りに信号待ちをしてまして

青信号に変わったんでよっしゃ行こう!と我が愛しき単車・TWちゃんのアクセルを全快にしたとですよ。

するとひょっこり現れた子猫ちゃん。

危ねーっとブレーキをかけ「おいおいおい・・・」と見ると

自転車にまたがり「すいません」って感じで頭を下げる子猫ちゃん。

これまた何ともキュートな子猫ちゃん。

齢20ぐらいでしょうか?


正直最初は「ざけんなよぉ!!」ってスケバン並に思ったっとですが、

あまりにかわいい子猫ちゃんだったんで


その瞬間「いいよいいよ」と。

どうぞどうぞ通りなさい、と。

おっちゃん渡るまで止まっとくから♪と。


いや~つくづく漢って・・・

俺ってやつぁ~どーしようもねーなと。


それと同時に女ってかわいけりゃだいぶ得するな~って、思いました。


これが男でしたら正直どうなってたと思います?

間違っても「いいよいいよ」なんて思いませんからね。

ひょっとしたら止まらず突破してる可能性だってありうりますからね。

まぁそこまではやらないとしても、

間違いなく「さっさっと行けや、ゴラァ!」って思ったはずです。

いや~生まれ持ったもんはどうしようもないとしても、

神様ってやつぁ~ある意味残酷やのぅ。

そして俺も現金な男やのぅ。

というより、単純にただのスケベ親父化進行中。



そういや、先日湘南までひとっ走りしてきたとです。

平塚から鎌倉の海沿いを走りぬけ

源氏山へ行き、そして

銭洗い弁天で銭を洗ってきました。

正真正銘、現金な漢になるかもしれないと、

ただいま大いなる野望抱いております、ムフフフフフ。






at 21:45|PermalinkComments(0)雑記 

2008年08月12日

世界でいちばん熱い夏 その二


その一はコチラ




~第二話~ 作・石田滋


話は少し前に遡る。

元々目つきの悪い河田はとにかく絡まれる事が多く、
それは七高に入学して更に増えた。

だが彼は幼少から泣き虫で、
言いがかりをつけられては絡まれその度に泣いていた。


そんな彼だが、1学期も終わる頃にはこう呼ばれていた。


“七高の泣き虫番長”と。


河田は泣き虫で気弱な性格ではあるが、喧嘩になると七高の誰よりも強かった。
その喧嘩の噂が発端となり、
彼はこの街の全ての名のある高校生達の標的となって、
毎日を狙われ過ごす事となった。


そして石松と天沢と約束をしていたこの日、
街中の強者たちが揃って河田に狙いをかけて来たのだ。

もちろん河田に闘う気などなく、彼は一目散に逃げた。
そして不運な二人を巻き込んでしまい、
結局泣きながらも全て倒してしまうのだった。


“僕は喧嘩なんかしたくない。三人であの夢を叶えたいだけなんだ”


河田は破れたズボンを少し気にしながら、そう思い走り続けていた。



at 23:01|PermalinkComments(0)リレー小説